NPO法人ぽたらか・カンボジア視察

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 日本語学校は700円ほどの月謝ですが、それでも高いと感じる人々が多く、寮がないと不便で遠くから通ってくることは大変です。しかし、生徒たちは日本に行きたいという夢を持って勉強しています。それは単にお金を儲けたいというより、戦争そして震災を驚異的に乗り越えた日本人にたいしての憧れのようなものだと感じました。 学校は運営資金難で建物は廃墟のようであり、1階は特に基礎のままで放置してある部屋がいくつもあります。

 私たちは研修ビザに介護が加わるようになることから、カンボジアで送り出し機関をやろうということになり、今回カンボジア行となったのですが、カンボジア政府はカンボジア人から1円たりとも取ってはならないという方針を打ち出しました。 ブローカーから多額の借金をして海外に行って近年トラブルになるケースが頻発したからです。しかも、研修ビザは帰国して同じような業種について研修の成果を見せることが条件、つまり福祉施設に現在就職している人に研修介護ビザが適用されるのだそうです。 というわけで、シュリムアップ日本語学校に養護老人ホームを作ることになりました。

 東南アジア各国は殆ど社会保障というものはありません。身寄りのない老人は寺の下働きをして余生を送ります。「でも、ボケたり、動けなくなったら?」と誰に聞いても、「大丈夫、そうなったら、失踪するから。」という答えが当たり前のように帰ってきます。『…それじゃまるで犬じゃないか。』 また、今回介護実習を教えた日本語学校の生徒さんの中に30代の女性がいて、「私の姑は78歳でボケてしまって、排せつに困っています。私には小さな子がいるので日本には行けません。でも日本の介護のことを教えてくれる学校があると助かります。姑の世代はあの戦争を生き抜いた人たちのおかげで今日の平和があるのですから、大事にしないといけません。」と話してくれました。

 昔のカンボジアでは考えられなかった認知症も増えてきました。あのポルポトの大虐殺を生き抜いた年寄りですから、生命力が強いのです。そして、地雷を踏んで障害者になった人たちも多くいます。彼らは家族を養うために乞食をして生きなければなりませんでした。中にはアンコールワットの遺跡で民族楽器を弾いてお金を得ている人たちもいました。 NGOは子供達には学校を建てるなどの支援をしているのですが、お年寄りに対してはまだ何もしていません。 誰も何もしないことをやる、ぽたらか寮をカンボジアにつくる。―私の腹が決まりました。しかし、介護をカンボジアの若い人たちに教えて身寄りのない介護の必要な年寄りを集めることは簡単です。問題は運営資金です。 そこで私たちはプノンペンの商店街に店を借り、金持ち相手に福祉用具の 販売やリハビリの指導を行うことにしました。

 カンボジアは1割にも満たない役人や軍人あるいは華僑などの商売人の金持ちの所得が9割の国民総所得を超えています。プノンペンの街の渋滞はレクサスやらベンツなどの高級車によって引き起こされています。 金のある所から取って、ない人たちに回す、これが社会保障というものです。 というわけで、カンボジアシュリムアップ市に『Khmer POTARAKA』を来年の春までには完成させる予定です。皆様、どうかご協力いいただけますようお願いいたします。

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ぽたらかとは古代インドの言葉で現実の理想国土という意味です
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